
実際に製造現場でつくられた製品が、お客様の注文通りであり、さらに、良品なのかを判断するために、専門の測定機器を用いて調べる仕事をしています。
これは、完成品だけではなく、加工途中の製品にも行われ、厚いところを薄く、長いところを短くするよう現場の方に具体的な数値を伝えて、調整してもらうといったことも大事な仕事のひとつです。宝クオリティを守っていく上での大切な役割です。
現在進行中の加工をこのままでやるのか、それともストップするのかを決めて、GOサインを出すのも検査の役割です。自分の指示した内容がずばり理想の製品に近づいたとき、この上ない達成感を感じます。
さらに、その加工が上手くいった時に、現場の方から「ありがとう、助かった。」と言われるのが何よりも嬉しいときです。
宝工業所には「古き良き場」があると思います。
例えば、子供のときに親戚のおじさんから竹とんぼの作り方を教わったように、電子資料やマニュアル書を見て仕事を教わるのではなく、実際に仲間と一緒にプロジェクトを進め、価値観を分かち合い上達していく。この感覚がこの会社のいいところで、とても好きです。