生産技術が作成した加工プログラムと作業要領書をもとに段取りを行い、プログラムを機械に読み込ませ、加工を行います。製品が完成したら加工を担当した製造者が検査まで行います。
出荷前検査は品質保証部が行いますが、工程ごとに製造者自身で確認することにより良い製品をつくり上げています。様々な設備を使いこなさなければならないため、高いスキルが求められる仕事です。
実際に加工すると全てがプログラム通りになるとは限りません。加工する刃物の回転数、送り速度の少しの違い、製品を治具に取り付ける際のわずかな締め加減などで完成品に違いが生じます。
そのため、誰よりもその製品について詳しく理解し、厳しい公差の調整をして、精度も見た目も良い製品をつくれたときにやりがいを感じています。
就職活動をしていたとき、一番惹かれたのは試作品を扱っているところです。「ものづくり」をしていく中で、毎日同じ製品を作り続けるのではなく、日々進化する、自動車や航空機など様々な違う部品をつくれるというのが純粋に面白いと思いました。
入社してからは仕事で分からないことがあっても、上司や先輩たちが丁寧に分かるまで教えてくれるところも良いところです。